女性型ロボット烈伝!第3回:光竜・闇竜・天竜神(勇者王ガオガイガーシリーズ)

kouan01.jpg



自分の好きな女性型ロボをひたすらに紹介していくだけのコーナー、『女性型ロボット烈伝』!
第3回目は『勇者王ガオガイガー』シリーズに登場する姉妹ロボの『光竜・闇竜』及び合体形態の『天竜神』!

勇者シリーズの最終作にして異色作でもあるガオガイガー。
そんな作品の外伝及びOVAに颯爽と現れたさらなる異色の存在が彼女ら、女性型勇者ロボの姉妹である光竜と闇竜(あんりゅう)であります。
CVは田村ゆかりさん。
左側の白い方が元気で可愛い少女のような性格の光竜、右側の黒い方が落ち着いたお姉さんのような性格の闇竜となっています。

初登場はホビージャパン連載の『勇者王ガオガイガー外伝 獅子の女王(リオン・レーヌ)』。
勇者王ガオガイガーFINALにも登場したルネ・カーディフ・獅子王(この小説の時点ではまだ獅子王姓を名乗ってはいませんでしたが)が主人公の外伝小説(元々はジオラマストーリーでした)で、光竜と闇竜の誕生の経緯や、彼女らに降りかかる大きな事件が描かれています。





TV本編に登場した氷竜・炎竜・風龍・雷龍ら竜シリーズとは基本設計を同一とする兄妹のような間柄。
開発はフランスGGGで、所属は対特殊犯罪組織シャッセール。
ルネとはバイオネットの事件を経て、上司と部下であり、また人とロボとの垣根を超えた姉妹のような関係にもなっています。
シャッセール所属のロボットとして、主にルネのサポート役として対バイオネット任務に就くことが多いですね。

彼女らが女性型として開発されたのは、他国のGGGから提供された技術をそのまま使用することを良しとしなかったフランス政府のプライドによるもの。
擬装のためのパワーショベル車及びタンクローリー車というコンセプトも、戦闘特化のためのメーザー砲塔及びマルチプルミサイルコンテナ搭載という、女性型ながら兄ら以上の重火力仕様へと変更されることに。
そういった経緯もあって、この二体は当初の予定とは全くと言っていいほどの別機体となりました。
この仕様変更がロールアウトまでのスケジュールにもたらした遅延などの事情により、TV本編の原種戦への参戦には間に合わなかった…という説明付けもうまい具合になされています。


まぁ真面目な話はこのへんでひとまず置いておいて…

フランスGGG、GJ!!

と言いたい気分ですね…!
これフランスGGG内部に絶対そういう趣味の人いたよね!?

高低二種類の田村ゆかりボイスから放たれる台詞の数々もあり、新たな扉を開いた人間も結構いたとかいないとか…。
人間に近い顔つきで、全体的にも癖の少ないデザインや性格をしているため、女性型ロボ萌え初心者にも自信を持ってオススメできる存在であると言えるでしょう。


個別の解説に入りまして、まずは光竜から。
まず兄の炎竜や雷龍を思わせる明るく人懐っこい性格から勘違いされがちですが、彼女の方が姉です。
起動から間もない時点で既に闇竜とともにある程度のパーソナリティが確立されていたため、これが彼女らの生まれ持った個性と言えるでしょう。
とは言え、FINALの最終話で見せた護達への「迷子にならないようにね」の一言は光竜のお姉さんらしさが垣間見える台詞でとても好きです。
あとなぜか宇宙空間での姿勢制御が苦手。

武装のパワーアームメーザー砲はその名の通り、高出力の光学兵器としてだけでなく格闘戦用のアームとしても使用できる優れもの。
可愛い外見や性格とは裏腹に、ビークルロボの中では最大級の火力を有する存在でもあります。
必殺技は最大出力で放つ『プライムローズの月』
ちなみにこの名前が付けられたのは『獅子の女王』以後を描いたドラマCD。
…妹達との合体を巡って大喧嘩する兄貴達という強烈すぎるネタがスパロボWで再現されたことで、妙に知名度が高くなったアレです。
そのため『獅子の女王』時点では『ライトニング・ランス』という名称で呼ばれていました。
某騎士型LBXの必殺ファンクションは関係ない
出力の調節も自由自在で、ギムレットからルネを助ける際には車両の動きを止める程度のメーザーを発射したこともあります。


続いて闇竜は大人びた性格の妹。
切れ長の目にバイザー、ルージュを引いたような口元とデザイン面でも光竜と明確な差別化がなされているのが特徴です。
こちらもやはり生まれた時から光竜に比べて丁寧な落ち着いた性格。
AIの成長に伴い、より大人の女性を思わせるお淑やかさを感じる性格へと成熟していきました。
ただ真面目すぎてやや天然気味な部分もあるのはご愛嬌。
なぜ姉である光竜よりもここまで成人レベルの人格へと成長したのかについては、バイオネットの件で機体の負ったダメージのためAIボックスのままでの再習熟をすることになった結果。
より詳しい経緯は『PreFINAL』収録の短編で語られています。

炎竜のAIがベースとなっているため、もちろん着地下手。
『獅子の女王』ではそれが思わぬ事態を招くことに…。

FINALのプラヌス戦では胸部装甲が破損し、内部メカが露出した状態を恥ずかしがるといった形の羞恥心も備えていることが判明。

kouan08.jpg

本当フランスGGG絶対わかっててやってんだろ!ありがとうございます

マルチプルミサイルコンテナは様々な弾頭を発射できる大型のミサイルランチャー。
攻撃用の通常弾はもちろん、チャフ類で電子機器を阻害する『ナイトメア・カーテン』や小型の金属片および特殊プラスチックによる対光学兵器用の防御装備『スターナイト・カーテン』など多彩な状況に対応できるのが強み。
そして全発射管から一斉にミサイルを撃ち出す最大の攻撃技が『シェルブールの雨』。
これも元々は『ナイトメア・ハードレイン』という名称でした。
こっちはこっちで中々にいいセンスしてると思う。
合体後のブラ胸部装甲となる『クリスタルシールド』は対光学兵器用のリフレクトモードと、対実体兵器用のプロテクトモードの切り替えが可能な万能装備。

高火力による攻撃面を担う光竜に対して、撹乱や防御を担当することもできる闇竜の組み合わせは、まさに最強勇者ロボ軍団-Ladies-の名に相応しい姉妹だと言えるでしょう。

姉である光竜よりも姉のように見える性格の闇竜ですが、意外とオイルの好みにうるさかったりする一面も。
光竜共々、こういうちょっとした部分でギャップを見せてくるのがいいですね。





kouan05.jpg   
最後にこの二体による合体ビークルロボ『天竜神』です。
超竜神・撃龍神と同じく、互いの同調率=シンパレートが90%以上に達した時、シンメトリカルドッキングを行うことで誕生する機体。
それぞれのAIも統合され、勇猛さとクールさを兼ね備えた人格となっています。
それにしてもゆかりんの演じ分けがものすごい。

…いきなりちょっと脱線するんですが、この天竜神、FINALでの登場までに何気に時間を要した機体でもありました。
というのも、1話終了後の次回予告では上の画像ようにワンカットだけその姿を見せていたのです。
しかし実際は全く出番のないまま時は流れ、ようやくその姿を見せたのが最終話直前の7話ラストというタイミング。
1話の予告から実に二年半越しの満を持しての登場となりました。
リアルタイム組としては本当に長かったですよええ…そして思い出してみるとあの頃からやっぱり天竜神の登場を熱望していた自分…。

さてその性能はと言いますと、FINALの時点で最後発と言っていい合体ビークルロボなだけあってかなりのもの。
必殺技の『光と闇の舞』は大量のジャミング弾幕により相手の感知能力を殺した後に、空間を埋め尽くすように散布された超小型の反射ミラー群でメーザーを拡散・集中させ、相手の死角に的確に命中させ続けるというかなりえげつないもの。
元々がTV版前半の大ボスたるパスダーことEI-01の攻撃をベースに生み出されたものなので当然と言えば当然ですが…。
散布されたミラーの一枚一枚の反射角計算をリアルタイムで行える演算能力も流石の一言。
ちなみに『獅子の女王』でのみ「輝け閃光!貫け闇黒!光と闇の舞い!!」という決め台詞が存在していたりします。

また両腕からは前腕を上下入れ替えることで近接攻撃用のエネルギーソード『ダブル・リム・オングル』を展開可能。
本気で色んな意味で隙のない機体となっています。
そりゃプラヌスもほぼ完封できるってもんで…。

胸部装甲であるクリスタルシールドを囮に使った後、トップレス姿を披露した貴重なロボットでもあります。
あの内部デザインといいフェティシズムの塊ですわ…!

kouan06.jpgkouan07.jpg

なお両者のシンパレートが上がった時はこのようにロボっぱいが光るというかなり衝撃的なビジュアルに。
いやまぁお兄ちゃんたちも同じ状況で同じ部分が光るんで機能的には全くもってその通りではあるんですけども!
なんだろうこの得も言われぬエロさは…。

合体しても全体的に女性らしさを感じさせるデザインですが、お顔だけ見ると結構イケメン。
上の画像では省略されてますが、顎パーツも存在しているので兄達よりも余程鋭い印象を与えるデザインになっています。
可愛さのある二体が合体して美しさとカッコよさを併せ持った姿になるという部分も含めて天竜神の魅力ですね。

ついでに触れておきますと、この二体は最初期から今に至るまでで、デザインや設定面に変更があったことがあります。

kouan02.jpg 
右が『獅子の女王』HJ連載当時の設定で、右がFINAL以降のもの。
かなりの別物です。すごい洗練されて可愛くなりました。
ただ、『獅子の女王』が文庫化されたタイミングで、このあたりの設定が完全にFINAL以降のものに統合・統一されたという経緯が存在しています。
挿絵なども全てFINAL以降のデザインに。
右は右でビークルロボとしてのデザインが色濃くてこれはこれで、という感じでもあり、ほぼ完全になかったことになっているのは個人的にはちょっと残念なところではありますね…。


あとは個人的に外せないのが合体後デザインの凄まじいまでの割り切り方。
どういうことかと言いますと、

kouan03.jpg 
…はい、こういうことです。
シンメトリカルドッキングでくっつく直前と直後です。

…二次元の嘘ってレベルじゃねぇ!!

商品化のことを全く考えていないデザインとはいえ、ここまで別物だと清々しささえ感じるレベルです。
…それでもスーパーミニプラなら…スーパーミニプラなら…差し替え全開でもいいんで…いや現実問題ものすごいハードル高いのは承知でお願いしますキャンディトイ事業部さんッ!



現在矢立文庫ではガオガイガーFINALからの直接の続編となる『覇界王~ガオガイガー対ベターマン~』が連載中。
誰もが気になっていた『その後のGGGの消息』についても描かれており、この記事を書いている時点で現在進行形で光竜と闇竜が登場しています。
強大な敵となって立ち塞がる彼女らと相対するのは、同じ竜シリーズの妹である月龍・日龍と弟である翔竜。
果たしてその戦いの結末はいかに…?
大体月イチ更新なので、未読の方もまだまだ追いつけます。
文庫本では上巻が発売されており、ラフデザインではありますが月龍・日龍を始めとした新GGGロボのビジュアルも拝めますので、連載を読んでみて気に入ったら買う、というのもいいのではないでしょうか。




小説版ガオガイガーFINALの新装版の下巻である『FINALplus』では『ガオガイガー対ベターマン』の描き下ろしプロローグも掲載されています。
コンテンツとして再始動し、再び大きく動き出しているガオガイガー。
この機会に改めて彼女たちの魅力にも触れてもらえればと思います。
バンダイチャンネルの見放題枠でFINALを視聴するのが一番手っ取り早いですかね。

そのうちガオガイガー対ベターマンが終了したりしてまとまった段階になれば月龍・日龍のドイツ製姉妹についても記事書きたいですねー。
それでは、ご覧いただきありがとうございました!

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ふらっと

Author:ふらっと
玩具やらゲームやらアニメやら、広く浅くを地で行くヌルヲタです。
推しジャンルはSDガンダムと女性型ロボ。
その場その場の勢いだけで記事を書いております。
たまーにニコ動で動画投稿なんかも。
http://www.nicovideo.jp/user/981172

リンクフリーですのでお気軽にどうぞ。
ただし記事や画像の無断転載はご遠慮ください。
※サブカル格納庫。は、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。

最新記事
フリーエリア
カウンター
カレンダー
06 | 2018/07 | 08
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
リンク
QRコード
QR